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MacのApple Silicon上でWindows 11とMicrosoft Edgeを動作させる最適な無料ソリューション

VMware Fusion無償版とWindows 11 ARM評価版を使用して、MacのApple Silicon上でWindows環境を構築する方法を解説します。

VMware Fusion無償版とWindows 11 ARM評価版を使用して、MacのApple Silicon上でWindows環境を構築する方法を解説します。

ポッドキャスト 7:56

MacのApple Silicon上でWindows 11とMicrosoft Edgeを動作させるための最適な無料ソリューションは、VMware Fusion 13.5以降(無償版)とWindows 11 ARM評価版の組み合わせです。

提案されているこの方法は、現在の状況をよく調査しており、非常に実用的です。特にVMware Fusionが個人・法人利用を問わず完全に無料化されたことは大きなメリットとなります。

最適な無料ソリューションとその理由

  • VMware Fusion 13.5以降(無償版)

    • 価格: 2024年11月にBroadcomがFusionとWorkstationを完全にフリー化したため、個人利用・教育利用・商用利用にかかわらず0円で利用できます。以前は年間99ドルのParallels Desktopと競合していた商用グレードの機能が無料で利用可能です。
    • Apple Silicon最適化: Apple Silicon向けに高度に最適化されており、HVF (Hypervisor Framework) と3Dグラフィックアクセラレーション(DirectX 11対応、Metalアクセラレーション付き)をサポートしています。これにより、FigmaやVSCode、Edge DevToolsといったツールの動作はネイティブに近い体感速度で利用できますが、重い3Dゲームには向いていません。
    • Edgeの快適性: ARM64ネイティブのMicrosoft Edgeが快適に動作します。
    • 統合機能: VMware Toolsが完備されており、ドラッグ&ドロップでのファイル共有やクリップボード共有、スナップショット機能などが利用可能です。
    • 簡単なセットアップ: Fusionをダウンロードし、Personal Useで登録(シリアル不要)。Microsoft公式からWindows 11 ARM64 ISOを取得し、新規VMウィザードでISOを指定するだけで簡単にセットアップが可能です。
  • Windows 11 ARM評価版

    • 利用期間: ISO版は7日間の猶予があり、slmgr /rearmコマンドを使用することで最大3回延長でき、合計で最大180日間(または270日間という情報もあります)利用可能です。これは多くの開発・テスト用途に十分な期間です。
    • Edge ARM64: Windows 11 ARMにはEdge ARM64がプリインストールされており、必要に応じてEdge for BusinessからStable/Beta/DevチャネルのARM64ビルドを直接ダウンロードして更新することも可能です。

Microsoft EdgeのARM版とx86版の互換性について

ARM版とx86版のMicrosoft Edgeは、同じChromium/BlinkレンダリングエンジンとV8 JavaScriptエンジンを使用しています。そのため、Web開発における互換性は極めて高く、HTML/CSS/JavaScriptの動作は完全に同一であり、Web APIのサポートにも差異はありません。開発者ツールの機能も同等です。パフォーマンスのテストを行う場合のみ、ハードウェアの違いによる影響が出ることがあります。

x86版Edgeや旧バージョンのテストが必要な場合

ARM版Edgeとレンダリングエンジンは同一であるため、互換表示の差はほとんど出ません。しかし、x86版Edgeや旧バージョン、Internet Explorerモードでの確認がどうしても必要な場合は、以下のクラウドサービスを無料で補完利用できます。

  • BrowserStack: 月間30分のライブセッション、月間100分のAutomate、月間5,000枚のスクリーンショットなどの無料枠があり、x86版Edgeの旧バージョンやIE Modeの確認に利用できます。オープンソースプロジェクト向けには無制限の無料アクセスが提供されます。
  • LambdaTest: 月間60分のライブテストセッション(永続的な無料プラン)が利用でき、エミュレータではなく実機(Win10/11)でのテストが可能です。ローカルホストテストにも対応しており、クレジットカードは不要です。

その他の無料の代替手段

  • UTM (Universal Turing Machine): 完全無料のオープンソースソリューションです。Apple Siliconでネイティブ動作し、CrystalFetchを使ったWindows 11 ARMの簡単なダウンロードも可能です。ただし、GPUアクセラレーションのサポートが弱く(3D性能が低い)、ドラッグ&ドロップやホスト・ゲスト間の統合機能が限定的であるというデメリットがあります。WebGL/3Dコンテンツのテストには不向きです。

まとめフローチャート

  1. 現行のEdgeのみ: VMware Fusion + Windows 11 ARM評価版。
  2. 旧Edge / IE / レガシー実機: 無料のBrowserStackまたはLambdaTest。
  3. 自動E2Eテスト: Playwright Docker (Mac) + BrowserStack Automateの無償枠。

これらの情報から、VMware FusionとWindows 11 ARM評価版の組み合わせが、MacのApple Silicon上でWindows 11とEdgeを動作させるための最も費用対効果の高い最適な無料ソリューションであると判断できます。Parallels Desktopのサブスクリプションを解除しても、フロントエンド検証環境を維持できるでしょう。

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